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『ふたご』あらすじ

物語概要

素朴な田舎街の素朴な高校生たちの物語。

豊(ゆたか)は夏休み直前のある日、地元の川で不思議な女性を目にした。以来、彼の身の周りに不思議な現象が起こるようになる。それは「女神病」という症状も治療方法も明らかにされていない奇病なのだという。

これに対し【双子の女神の伝説】という、地元に伝わる古い伝承に原因が隠されていると考えた豊の仲間たちは、こぞって謎を解き明かしにかかる。

だが少年少女たちの行く手には謎の暴力組織「金桜族」が立ちはだかり、病気の弊害もあって肝心の豊があまり役に立たない。しかも調べていくにつれて、豊以外にも女神病患者がいることが明らかになっていく。


愁いある少女 ―― 山江恵以子

ちょっとミステリアスでマイペースな黒髪の少女がいる。その名は山江恵以子(えいこ)。夏休みの直前、彼女は豊と同じ学校に転校してきた。

恵似子は暴力組織「金桜族」との繋がりがあるようだ。その周囲はいわくありげな雰囲気に包まれているが、本人はあまり訳を話そうとしない。

豊たちはやがて、山江恵以子の感情的な行動に振り回されるようになる。その背後には、悲しい過去が隠されていたのだった。


暴走族を騙る非合法組織 ―― 金桜族

若者を中心として構成される謎の暴力組織「金桜族(きんざくらぞく)」が、豊の住む田舎に幅を利かせ始めた。

幹部たちのカリスマによってつなぎ止められた結束は強固で隙がなく、過去、多くの犯罪を闇に葬ってきた手強い集団のようだ。

彼らの活動目的は謎に包まれていて行動が読めない。どうも営利以外の「何か」も求めているようなのだが……

原因不明の「女神病」を治療するために、皮肉にも彼ら金桜族の知識と力にはどうしても頼らざるを得ないのだった。


謎の伝承 ―― 双子の女神の伝説

物語の根底にいると思われる地元の伝承【双子の女神の伝説】については、不確定要素が多く詳しいことは分かっていない。

かつてはありがたい神さまとして地元民には愛されていたようだが……



連絡先:熊 恭太郎