ストーリー


  一つ、主人に絶対忠実であるべし
  一つ、家事を怠る無かれ
  一つ、主人を守るべし

  時は中世、宇宙の片隅「ディアン」と呼ばれる小さな星があった。
  星は、大気・水に樹木が溢れ、豊かな文化を紡いでいた。
  しかしある日を境に世界を支えていた五つの名家の対立により、大陸は麻のように乱れた。
  戦火は疲弊することを知らず、海を裂き、空を薙ぎ、地を焼いた。
  五つの名家の用いる兵器は、恐れを知らぬ選りすぐりの戦士達。
  料理・洗濯・掃除に給仕、命令あれば戦争までも。
  名家のメイドはただ主人のために、火力を振るう。

  さらに戦いは激しさを増し、ついに均衡が崩された。
  五つの内、一つの名家の屋敷が陥落したのであった。
  主人は辛うじて屋敷を脱したものの、残ったメイドはまだ若干14歳の少女だけ。
  数刻すれば、追っ手が主人の命を奪いに来ることだろう。
  落胆する主人に、名を『リアン』といったその少女メイドは主人に言った。
  「何故ベストを尽くさないのか!?」
  体に力が湧くのを少女は感じた。
  屋敷から持ち出していた武器を手にとると、国境へ向け飛び立つ。
  全てはご主人様のため。




『 一つ、主人を守るべし 』












リアン
ご主人様のため
敵メイドを殲滅する




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