■ストーリー一つ、主人に絶対忠実であるべし 一つ、家事を怠る無かれ 一つ、主人を守るべし 時は中世、宇宙の片隅「ディアン」と呼ばれる小さな星があった。 星は、大気・水に樹木が溢れ、豊かな文化を紡いでいた。 しかしある日を境に世界を支えていた五つの名家の対立により、大陸は麻のように乱れた。 戦火は疲弊することを知らず、海を裂き、空を薙ぎ、地を焼いた。 五つの名家の用いる兵器は、恐れを知らぬ選りすぐりの戦士達。 料理・洗濯・掃除に給仕、命令あれば戦争までも。 名家のメイドはただ主人のために、火力を振るう。 さらに戦いは激しさを増し、ついに均衡が崩された。 五つの内、一つの名家の屋敷が陥落したのであった。 主人は辛うじて屋敷を脱したものの、残ったメイドはまだ若干14歳の少女だけ。 数刻すれば、追っ手が主人の命を奪いに来ることだろう。 落胆する主人に、名を『リアン』といったその少女メイドは主人に言った。 「何故ベストを尽くさないのか!?」 体に力が湧くのを少女は感じた。 屋敷から持ち出していた武器を手にとると、国境へ向け飛び立つ。 全てはご主人様のため。 |
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『 一つ、主人を守るべし 』 |
リアン ご主人様のため 敵メイドを殲滅する |