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【オマケ】 |
こんな感じでできあがっている「巫女ブラスター２」であるが
これが1年前の、あんなやりとりがきっかけになって作られていたことを知る者は少ない。
| ―――1年前の夏の終わり、埼玉県内某所会議室にて。 それは、とても良く晴れた日のこと。窓の外には我先にとプールへ急ぎ自転車をこぐ子ども達の姿が見え、まだまだ夏らしさ全開といった風を感じさせておりました。 早朝より行われていたＣＭ撮影が終わり、これからマスターやスタッフの人たちとお昼ご飯を食べに行こうとしていた、そんな時のお話です。 |
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| スタッフＡ（以下、Ａ）：「撮影が終わってから、なんか、ずっとゲームやっちゃっていますよ」 スタッフＢ（以下、Ｂ）：「あの〜、明日香さん、そろそろゴハンでも食べに行きませんか…？」 そう言いながら、Ｂが手を伸ばすと…。 ビシッ Ｂ：「あいたっ！」 手をはたかれてしまいました。こちらを振り向かないまま。どうやら、無意識にアブソリュートでテラーなフィールドを展開している様子。 |
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Ａ：「どうやら、すっかりハマっちゃっているみたいだね。僕もう、かなりお腹すいちゃったんだけど…。今日は焼きとんかつのお店に行くんでしょう？ ああ、あの死海の塩で味付けした焼きとんかつ！ じゅるり…。 ああ！ もう！ 俺！ ガマンできないッス！ ちょっと、マスターさん、なんとか言ってやってくださいよ！！」 マスター（以下、Ｍ）：「そうだなぁ。あの娘って、一度始めると、とことんやりきるまで諦めない性格だし、しばらく放って置いた方がいいんじゃないかなぁ」 こんな感じで、一向にゲームを終わりにしようとしない明日香さん。スタッフ達の中には朝食を抜いてきてしまっている人もおり、一刻も早くお昼ご飯を食べに行きたいようですが…。 |
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| ―――３分経過。 Ａ：「ああ、なんか頭抱えちゃっているよ」 Ｂ：「たぶん、うまくいかなかったんだろうね。ありゃ、クリアするまでやり続けるね」 Ｍ：「こりゃ、長期戦になりそうだね」 Ａ：「俺、もうお腹空いて死にそうッス」
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Ｍ：「そうかい。じゃあ君は残り物の『あぶらあげ』 でも食べて、待っていなさい」（Ａは『あぶらあげ』をおいしくいただきました。） ―――３０分経過。
ようやくクリアし、無事に冷静になった明日香さん。 (特集記事の本文には、本人の希望により「さりげなく」と書かれておりましたが、実はあれは真っ赤な嘘だったのです) |
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| Ｍ：「お疲れさま。どうだった？」 明日香：「はい、面白かったです。ただ……」 Ｍ：「ただ？」 明日香：「その…、これって…」 Ｍ：「これって？」 明日香：「私も出られるんですか？」 Ｍ：「は？」 明日香：「だって、睦（むつみ）は出ているのに、私は出ていないから…」 |
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| そうなのです。明日香さんは、巫女ブラスターに、友人（というか遠い親戚）である睦が登場していたことを、ずっと気にしていたのです。 明日香：「どう…でしょうか？」 Ｍ：「ど、どう、と聞かれても…ちょっと待ってなさい」 Ｍ：「……ということらしいんだけど…」 Ａ：「そうですか…。でも、次回からはクリミア三部作って聞いていますけど」 Ｍ：「そこをさあ、なんとかならない？ なんとか」 Ａ：「ん〜。なんとか、ねぇ…。なんとか…してみますか」 Ｍ：「おお、いいねぇ。その意気だよ」 Ｍ：「ＯＫだってさ」 明日香：「あ、ありがとうございます！！ あ、ついでなんで、妹とかお友達とか連れてきてもいいですか？ 一緒にわいわいできたらいいな、って思うんで」 Ｍ：「う、うん。良いんじゃないかなぁ。ねぇ？」 Ａ：「え？ は、はい？ いいんじゃないですか。たぶん…」 明日香：「そうですか？ やったー」 そんなこんなで、無事にゲームへの出演が決まった明日香さん。でも今回はラスボス役で登場です。味方役で登場できるのは、もっと後になるかな？ それまでがんばれ！ 明日香さん！ アピールを忘れるな！ |
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